生き方

会話とカラオケボックスの意外な関係ー聴いてる”風”にご注意をー



相手の話を”聴ききる”



日常生活で当たり前のようにやってる会話の中で
相手の話を聴ききること


一見シンプルな行為ですが
これってかなり難易度高め

ほとんどの場合
聴いてる”風”で、実際は自分が言いたい事言ってるだけだったりする


ちゃんと相手の話を聴ききる人になりたい


それだけで人って救われることもあるから

脱!カラオケボックスな在り方



親しい友人とのおしゃべり
会社の同僚との話
後輩からの相談

会話という何気ない行為の中に
自分自身の在り方が現れます


あなたは話をするのが好きですか?
それとも聞く方が好き?


私は聞く方が断然好きで
昔から職場に年下が多いことから
聞き役になる事も多かったです

そんな経緯もあって
自分は聞くことが得意なんだと
思ってきました

でも実は相手の話を聞いてるつもりで
自分の話したい事を話してただけだったんだと
最近、イタい気付きがありました



それは自分より人生経験豊富な年上の方との
会話の中での出来事でした

迷いながら進んでる私の人生に対して
話を聞いてくださってるし
どんな価値観でも自分に合ってれば
それでいいと言ってくれて
受け入れてくれてるし
話をしていて心地いいハズ
なのに小さな違和感も感じていました


楽しい時間でもあったので
その時はそれが何なのかハッキリせず
でも段々とそれは”アドバイス”に対して
感じてたんだと分かりました


自分が知ってること
経験を通して学んだこと
かつての自分と同じような状況にある相手が
まだそれを知らないとして
きっと誰でもアドバイスをしたくなると思うんです

私自身がまさにそうでした


うんうん分かる、でもね…
そういう時はこうするといいんじゃないかな
きっとこういう事だと思うよ


相手の話を聞いてる様に見せかけて
実は自分の言いたい事を言ってただけだった


もちろん必要な事でもある

でもアドバイス過多になってしまうと
それは相手を否定してるのと
同じ事にもなってしまうんだと
自分がその状況になって初めて気付いたんです


あぁ、小さな違和感の正体はコレか


聞いてもらってるハズなのに
小さく否定されてるような
そこには自分を受け入れてもらえてないのと似た寂しさがありました




「カラオケボックスみたいだよね」


とても分かりやすい例えを
して下さった方がいました

始めだけ相手の歌を聴いてるけど
あとは聴いてる”風”で
自分が次に何を歌うのかしか考えていない


あぁホントそうw



相手の話を聴く
ちゃんと聴ききる

とてもシンプルだけど
かなり難易度高めなんだなーと
初めて分かった事でした


人は誰でも知ってる事を話したい
分かってる事を教えてあげたいと
思ってしまうもの

でも、良かれと思って
相手のためにしているつもりが
時に相手にとって
否定する事に繋がってしまったり
経験する機会を奪ってしまう事にもなる



子供の頃、家に帰って
お母さんに今日あった出来事を話した時に
「へぇ、そんな事があったんだね」
と聴いてもらえた時みたいに

丸ごと聴いてもらえるって
人に安心感を与える事で

相手の話を聴ききるって
相手を最大限、尊重する事になるんじゃないかなと思いました


そうする事で心が救われる
大袈裟でもなんでもなく
私が聴ききってくださる方と出会って
心からそう感じました


それが出来ないばかりに
親子だったりパートナー
近しい存在であるほど
小さな溝ができてしまう事もある




否定するのと同じくらい
過度なアドバイスも相手にとっては不要なもの


相手の話を聴ききる
丸ごと受け入れてもらえる事で
私はたくさん救われてきたから
今度は私がそう出来る様に

そんな人になるのが目標です







今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました



それではまた